包丁に優しく、温かみのある木のまな板。
私は学生時代から20年以上、この木のまな板を使い続けています。
実家でも木のまな板を使用していたので、実際にはもっと長い間、木のまな板と共に過ごしてきました。
プラスチック製のまな板と比べて、木のまな板は手触りが良く、包丁の当たりも柔らかいので、とても気に入っています。
愛着のある道具は、使うほどにその魅力が増していきます。
木のまな板もできるだけ長く使い続けたいですよね。
ここでは、私が実践しているお手入れ方法をご紹介します。
使用前に汚れ防止対策をしましょう
木のまな板は漂白剤での除菌や漂白ができないため、特別な手入れが必要です。
使用前に水でまな板を濡らしておくことで、汚れが染み込みにくくなります。
まず、水道水でまな板を湿らせ、その後、乾いた布巾で軽く拭きます。
この方法で、食材の汚れがまな板に染み込むのを防ぐことができます。
切った食材に応じた洗い方
使用後のまな板の洗い方は、切った食材によって変えています。
野菜や果物を切った場合
水を流しながら、たわしでしっかりとこすり洗います。
肉や魚、揚げ物を切った場合
1. まずは水を流しながら、たわしでこすり洗います(お湯を使うとタンパク質が固まるため、最初は水で洗います)。
2. 食器用洗剤をたわしにつけて、水を流しながらこすり洗いします。
3. 洗剤の残りが気になる場合は、お湯でしっかりと洗い流します。
4. 臭いが気になるときは、粗塩を振ってたわしでこすり洗います。
5. 除菌が必要な場合は、熱湯をさっとかけます。
まな板を洗った後は、しっかり乾燥させることが大切です
1. 洗い終えた後、布巾でまな板の水分をしっかり拭き取ります。
2. 除菌が必要な場合は、高濃度アルコールをスプレーします。
※熱湯をかけることでも除菌できます。
3. 立てかけるなどして、完全に乾かします。私はIH周りに立てかけています。
4. 完全に乾いたら片付けます。私はシンク下の引き出しに収納しています。シンクの近くに収納しておくと、使用前にすぐに水で濡らせるので便利です。
汚れが溜まったら、まな板削りでお手入れ
まな板全体に汚れが目立ってきたと感じたら、まな板削りで表面を削ります。
本来は樹脂製のまな板用の商品ですが、木のまな板にも自己責任で使用しています。
この方法でまな板の色が一段明るくなり、きれいになりますが、表面が少し毛羽立つことがあります。
※この方法を試される際は、自己責任でお願いします。
また、まな板削りを使わずに紙やすりで手入れすることも可能です。
実際に試したら、その結果もお伝えしますね。
まな板を洗うのが面倒なときは牛乳パックを利用
肉や魚、揚げ物など汚れやすい食材を切るときには、開いた牛乳パックを使うことがよくあります。
特に朝食の準備など、急いでいるときに便利です。
使い捨てできるので楽ですが、まな板と比べて滑りやすく切りにくいのが難点です。
捨てるときには、生ごみの臭いを防ぐために軽くすすいでいます。